生年月日：1990年12月10日
出身地：埼玉県蕨市
職業：タレント
所属事務所：SOMEDAY

代表作
テレビドラマ
マジすか学園（2010年テレビ東京）サキコ 役
家庭教師コウの事件簿II 親の敷いたレール（2015年NHK）マリ 役

映画
ギャルバサラ -戦国時代は圏外です-（2011年KADOKAWA）藤田 役
ビンゴ（2012年ジョリーロジャー）真弓 役

主な選抜曲
2010年12月8日　チャンスの順番
2011年8月24日　抱きしめちゃいけない（アンダーガールズ名義）
2011年10月26日　ゴンドラリフト（アンダーガールズゆり組名義）
2012年8月29日　Show fight！（フューチャーガールズ名義）
2013年8月21日　推定マーマレード（フューチャーガールズ名義）

松井咲子さんは、2008年に開催された7期生研究生オーディションに合格したおとでAKB48に加入。名前そのままのニックネーム「さきこ」と親しまれ、2009年8月から正規メンバーとして活動を行っていました。

正規メンバー昇格後はチームK所属となり、2012年にチームAへと異動。2015年からは再びチームKに戻り、それから2ヶ月後に卒業を発表しました。

公式ニックネームは「さきこ」でしたが、松井咲子さんはニックネームの多さも注目されたアイドルでした。

現在は焼肉店IWAのオーナーを務める内田眞由美さんからは「さっちゃん」、石田晴香さんからは「さきっちょ」などと呼ばれており、その他「ぽこち」「さっきー」「サッコちゃん」とのニックネームで親しまれていました。

「せんたんこ」という変わった愛称でも呼ばれていたようで、これほどのニックネームの数を見るに、メンバーたちからも相当深い愛情を注がれていたのではないでしょうか。

松井咲子さんの同期生は、現在結婚して子供も出産している小森美果さんと菊地綾香さん。彼女たち以外に7人の同期がいましたが、現在は全員卒業しています。女性アイドルは卒業するのが暗黙のルールとなっているため、時の流れと共にメンバーが入れ替わることに寂しさを感じるファンも少なくはないでしょう。

AKB48時代の松井咲子さんは、黄金期を築いた元メンバー、篠田麻里子さんに憧れていたとのこと。人柄とルックスの良さ、そして仕事に対する真摯な取り組み方などを尊敬しているそうです。

また、同じく黄金期の主力メンバーだった小嶋陽菜さん、秋元才加さんも好きだった模様。2人ともスタイルが美しく、同性に支持されるタイプの女性に憧れていたのかもしれませんね。

憧れていた先輩たちと同じく、本人もルックスや性格の良さがファンに評価されていた松井咲子さん。選抜総選挙においても38位にランクインしたこともあったほどの人気メンバーだったのですが、松井咲子さんがAKB48に在籍していた期間は、グループが最も輝いていた黄金期の真っ最中。選抜入りは今以上に難しく、松井咲子さんもほとんど選抜入りすることができなかったようです。

選抜入りの機会にはあまり恵まれていなかったものの、松井咲子さんは1度だけ選抜メンバーを経験しています。そのシングル曲は、初のじゃんけん大会の上位メンバーたちが選ばれた楽曲「チャンスの順番」。松井咲子さんはじゃんけん大会で14位にランクインしており、初の選抜入りを飾りました。

松井咲子さんが初選抜入りを果たした楽曲「チャンスの順番」は、2010年12月8日にリリース。当時は前田敦子さんや大島優子さんら主力メンバーしか知らない人も多かったため、この楽曲で松井咲子さんは新たなファンの獲得に成功したのです。

また、当時のAKB48のアイドルたちとの恋愛が楽しめるゲームソフト「AKB1/48 アイドルと恋したら…」の主題歌にも「チャンスの順番」が起用されました。ゲームとのタイアップ効果もあり、CDは70万近い売上を記録しています。

「チャンスの順番」で選抜入りしたものの、この作品以降、松井咲子さんが選抜入りを果たすことはありませんでした。しかし、松井咲子さんは決してチャンスを逃しておらず、その後ピアノの才能が見出されたことで大活躍を見せることになったのです。

松井咲子さんは4歳の頃からピアノを続けており、幼少期はピアニストかピアノ講師になることを夢見ていたとのこと。母親はピアノ講師を務めており、松井咲子さんの才能はしっかりと母親から受け継がれていたのです。

幼少期から音楽に触れている人は、「絶対音感」という能力に目覚めることがあります。絶対音感とはあらゆる音が「音」として聴くことができる能力で、作曲の際は大いに役立つ才能として知られています。全員が開花するわけではないため、松井咲子さんは生まれつき音楽の才能を持っていたからこそ、絶対音感を身に着けることができたのでしょう。

しかし、あらゆる音が音符となってしまうため、それによる苦労もある模様。絶対音感を身に着けていると倍音を聴き取りやすくなるようで、雨の日は雨音から発する倍音に苦労する人もいるようです。

松井咲子さんは特にこういったことを語ったことはないみたいですが、ピアノと音楽の才能に恵まれているからこそ、何らかの苦労を経験しているのかもしれませんね。

AKB48の音楽活動はバンド形式ではなく、歌とダンスが中心の王道アイドル路線。そのため楽器を演奏する機会は少なく、松井咲子さんもデビュー初期はピアノの才能を発揮する機械に恵まれませんでした。

しかし、その後コンサートなどで演奏する機会が増え、AKB48のファンなら誰もが知るほどのピアノの天才として活躍するようになりました。運営サイドにも評価されたようで、AKB48グループ史上、初の快挙を成し遂げたのです。

松井咲子さんが掴んだチャンスは、ピアニストとしてのソロアルバムのリリース。AKB48のメンバー6人目のソロデビューを飾り、ピアノソロとしてはAKB48グループ初のデビューとなったのです。