監修は「お金がない！」「のだめカンタービレ」などのテレビドラマを務めた大物作曲家、服部隆之さんが担当。「ヘビーローテーション」「ポニーテールとシュシュ」などのピアノアレンジも話題になり、オリコン最高位10位を記録するヒットとなりました。

松井咲子さんがピアノの才能に恵まれているのは間違いないですが、どれだけ素質を秘めていたとしても、それを開花させる場所が必要です。ピアニストたちは音楽の高校や大学に進学して学んでおり、松井咲子さんも音楽学校に進学していたのです。

松井咲子さんが通っていた高校は「東京音楽大学附属高校」。音楽大学の名門である東京音楽大学付属であり、同じく音楽の才能に秀でいている元乃木坂46生田絵梨花さんも同じ高校を卒業しています。

東京音楽大学附属高校を卒業後、そのまま東京音楽大学に進学した松井咲子さん。アイドルとしては珍しく大学名を公表していたようですが、卒業せず中退してしまったそうです。

中退後は「桐朋学園芸術短期大学」に入学し、再び音楽を学んだ松井咲子さん。桐朋学園芸術短期大学も音楽の名門として日本の音大生たちに知られており、2017年に卒業したことを発表しています。

ピアノの才能に恵まれた珍しいアイドルとして注目され、ピアノソロデビューも果たした松井咲子さん。好調な活躍を見せていた中、2015年5月の公演で卒業することをファンに公表しました。

松井咲子さんは卒業を発表した時、アイドルとしてやり残したことはないと感じたと公表。夢であったピアノの仕事は叶えたものの、まだまだ自分の能力を磨いてまた夢を叶えようと思ったことも卒業理由だったようです。

また、ピアノの仕事だけでなく、テレビやラジオの出演も積極的に続けていきたいとの想いもあった模様。仕事の幅を広げたいという想いも、卒業理由のひとつだったのかもしれません。

卒業発表から約1ヶ月後の6月26日、松井咲子さんの卒業公演が開催されました。8月9日にはAKB48の個別握手会に参加し、この仕事がAKB48として最後の活動となりました。

卒業後はソロ活動に移行し、芸能界で活躍し続けている松井咲子さん。ピアノの活動はもちろん、卒業時に語っていたテレビやラジオにも出演し、順調な芸能活動を行っています。

現在もピアノの才能は一切衰えておらず、現在はAKB48時代からのファンだけでなく、世間からもピアノの実力が高く評価されています。そのきっかけになったのは、フジテレビ系列のスペシャル番組「芸能界特技王決定戦 TEPPEN」への出演。ピアノ部門で出演しており、2020年には5度目の優勝とグランドチャンピオンの座を勝ち取りました。