生年月日：1992年7月22日
出身地：東京都
職業：元アイドル
最終所属事務所：ホリプロ

代表作
テレビドラマ
マジすか学園（2010年テレビ東京）バンジー 役
新・刑事吉永誠一（2011年テレビ東京）長谷川みのり 役

舞台
新・戦国降臨ガール（2015年全労済ホールスペース・ゼロ）陸奥魔夜子 役
けものフレンズ（2017年品川プリンスホテル・クラブeX）マンモス 役
けものフレンズ2〜ゆきふるよるのけものたち〜（2018年品川プリンスホテル・クラブeX）マンモス 役

主な選抜曲
2009年6月24日　涙サプライズ！
2010年8月18日　涙のシーソーゲーム（アンダーガールズ名義）
2011年2月16日　偶然の十字路（アンダーガールズ名義）
2012年12月5日　永遠プレッシャー

仁藤萌乃さんは、2007年に開催されたオーディション「AKB48第5期研究生オーディション」に合格したことでデビュー。元々AKB48が大好きで、「自分の人生を変えたい！」と強く思ったことでオーディションに挑戦する決意が生まれたそうです。

女の子らしいルックスと名前が最大のチャームポイントであり、公式ニックネームも「もえの」。また、「萌ピー」「萌ちん」とも呼ばれており、どれもキュートな仁藤萌乃さんにピッタリな愛称ばかりですね。

当時はメンバーからもルックスの良さが絶賛されており、オーディションの頃から絶世の美少女だったとメンバーが語ったこともあったほど。顔面偏差値の高さは歴代AKB48のメンバーで見てもトップクラスであり、選抜メンバーとしての活動をたっぷりと堪能したかったと思ったファンも少なくはなかったはずです。

仁藤萌乃さんの姉は、若者女性たちを支援するために活動を行っている仁藤夢乃さん。一般社団法人Colaboの代表であり、「難民高校生 絶望社会を生き抜く（私たち）のリアル」「女子高生の裏社会（関係性の貧困）に生きる少女たち」の書籍も発表しています。

また、10代女性を対象としたシェアハウスの運営なども行っており、現在も若者女性たちを支援するため全力で活動を行っています。

仁藤萌乃さんと同期生の内田眞由美さんは、姉の仁藤夢乃さんと母親に会ったことがあるとのこと。内田眞由美さんによると、仁藤萌乃さんの話し方は姉と母親にそっくりなのだそうです。

仁藤萌乃さんは、まだAKB48が国民的アイドルグループとの名声を得る前にグループへ加入。5期生として途中から活動を開始したものの、グループが人気と知名度を得る過程を共に歩み、自身もグループも成長していきました。

少々クールで人見知り、けれど好きなメンバーにはデレデレする面もファンを悶絶とさせ、グループ在籍時は十分な人数のファンを獲得。選抜総選挙においても人気の高さがうかがえ、2回目の選抜総選挙では自身最高位にあたる29位にランクイン。その後も卒業まで選抜総選挙に参加し、3回目は31位、4回目は55位を記録しています。

仁藤萌乃さんはファン人気が高いアイドルでしたが、在籍期間は前田敦子さん、高橋みなみさん、小嶋陽菜さん、大島優子さんら、グループを代表するメンバーたちも在籍していた時代。選抜メンバーの椅子は激しい争奪戦となり、仁藤萌乃さんはあまりシングルCDで選抜入りすることができませんでした。

しかし、選抜入りした経験はあり、メジャーデビューから12枚目となるシングル「涙サプライズ！」で初めて選抜に選ばれています。この楽曲は誕生日をテーマにした優しいパーティーソングとなっており、女性のカラオケ人気も高い名曲として現在も根強い人気がある作品です。

「涙サプライズ！」で選抜入りを果たした仁藤萌乃さんですが、「永遠プレッシャー」でも選抜メンバーに選ばれています。この作品はじゃんけん大会の上位メンバーのみで選ばれ、1位を獲得した島崎遥香さんがセンターを務めました。

この時のじゃんけん大会で仁藤萌乃さんは2位を獲得しており、「永遠プレッシャー」の選抜メンバーとしてテレビ番組などにも出演。これがきっかけで勢いが増したようにも感じられたのですが、「永遠プレッシャー」の発売から約2ヶ月後、AKB48から卒業することを発表したのです。

仁藤萌乃さんが卒業を発表したのは、なんとバレンタインにあたる2月14日。アイドルとは違う道へ進み、さらに多くのことを経験し、成長するために卒業を決めたのが理由のようです。

ファンにとってほろ苦いバレンタインとなりましたが、仁藤萌乃さんの強い意志を否定するファンはおらず、今後も声援を贈ることを誓ったはずです。

2013年4月23日に最後の劇場公演に参加し、5日後に行われた日本武道館の活動をもってAKB48を卒業。ファンやメンバーに愛された「もえの」は、新たな道へと再出発したのです。

自身の更なる成長を目標に、AKB48を卒業した仁藤萌乃さん。その後は舞台女優の仕事を中心に行い、卒業後から多数の作品に出演してきました。ヒロインを演じた作品も多数公演が行われ、ミュージカル公演にも出演。テレビドラマやコミック原作の舞台にも出演しており、ある作品の舞台版への出演が特に大きな話題を呼びました。