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ちばてつやのプロフィール!生い立ちと経歴も紹介

ちばてつやのプロフィール

ちばてつやのプロフィール

名前:千葉 徹彌(ちば てつや)
生年月日:1939年1月11日
出身地:東京都
職業:漫画家

ちばてつやは「あしたのジョー」で知られる漫画家

ちばてつやは「あしたのジョー」で知られる漫画家

ちばてつやはボクシング漫画「あしたのジョー」で知られる漫画家。同作品は「週刊少年マガジン」にて1968年1月1日号から1973年5月13日号にかけて連載され、単行本の累計発行部数は2500万部を超えています。

現在はその功績が認められ、「紫綬褒章」や「旭日小綬章」といった勲章も受賞しています。2012年から2018年まで「日本漫画家協会理事長」も務めていました。

【公式】あしたのジョー 第1話「あれが野獣の眼だ!」”Tomorrow’s Joe 1” EP01(1970) - YouTube

出典:YouTube

現在は「文星芸術大学」の学長

現在は「文星芸術大学」の学長

ちばてつやは2019年4月から「文星芸術大学」の学長を務めていて、芸術の分野全般で活躍しています。彼は同大学が2005年に開設した美術学部マンガ専攻で教授を務めていて、当時は教授として漫画に関する講義も行っていました。

今後は漫画を含め、様々な日本の芸術文化を発信できる若者の育成を目指していて、海外からの留学生も積極的に受け入れているのだそうです。

ちばてつやの生い立ちと経歴について

ちばてつやの生い立ちと経歴①~幼い頃は中国で育った

ちばてつやの生い立ちと経歴①~幼い頃は中国で育った

ちばてつやは日本の東京に生まれ、すぐに家族で日本から朝鮮半島へと移り、2歳のときに満州へ渡ります。彼は当時から絵を描くことが大好きだったようで、この頃は紙の切れ端が落書き帳だったのだとか。

その後、中国で終戦を迎え、暴動や略奪が相次ぐ現地で中国人一家に匿われながら生活を送り、1946年に家族で日本に引き揚げることとなりました。

ちばてつやの生い立ちと経歴②~日本に帰ってからは漫画にドはまり

ちばてつやの生い立ちと経歴②~日本に帰ってからは漫画にドはまり

ちばてつやは日本へ帰国したあと、たまたま道端に落ちていた豆本で初めて漫画を読み、その面白さにのめり込むようになります。当時は親が漫画を禁止していたようで、友達の家でこっそり読んでいたのだとか。

また、このときも頻繁に絵を描いて遊んでいたようで、それを見た友達から誘われ、小学生ながら同人誌「漫画クラブ」に参加することとなります。

ちばてつやの生い立ちと経歴③~高校生から漫画を描き始めた

ちばてつやの生い立ちと経歴③~高校生から漫画を描き始めた

ちばてつやは高校生になると新聞の広告欄で漫画家募集を見つけ、日昭書店に応募します。その後、当時の社長からプロの生原稿を見せられ、道具の使い方を教えられます。

そして、「描いてこい」と言われたのをきっかけに漫画を描き始め、毎回20~30ページの原稿を出版社に持ち込んでいたのだそうです。

ちばてつやの生い立ちと経歴④~17歳にして漫画家デビュー

ちばてつやの生い立ちと経歴④~17歳にして漫画家デビュー

ちばてつやは出版社の社長の一言で漫画を描き始めましたが、当時は「テスト」だと思い込んでいたようです。ですが、最後の原稿を持ち込んだときにいきなり当時の大卒初任給を超える「1万2351円」を原稿料として受け取り、このとき執筆した「復讐のせむし男」は1956年に出版されることに。

これにより彼は17歳にして漫画家デビューを果たすこととなり、以降は高校に通いながら漫画の執筆を続けることとなりました。

ちばてつやの生い立ちと経歴⑤~高校卒業前から本格的に漫画家として活動

ちばてつやの生い立ちと経歴⑤~高校卒業前から本格的に漫画家として活動

ちばてつやは高校卒業前に講談社の「少女クラブ」編集部を訪れた際、自身の原稿を見せたことで読み切り作品を依頼され執筆。その後は「少女ブック」からも読み切りを依頼され「舞踏会の少女」を描き、これが雑誌デビュー作品となります。

これにより彼は漫画家として本格的な活動が始まり、「少女クラブ」と「少女ブック」でそれぞれ新たな漫画の連載がスタートしました。

ちばてつやの生い立ちと経歴⑥~週刊少年マガジンで漫画家としてブレイク

ちばてつやの生い立ちと経歴⑥~週刊少年マガジンで漫画家としてブレイク

ちばてつやは1961年から「週刊少年マガジン」にて野球漫画「ちかいの魔球」の連載をスタート。ここから少年漫画を描くようになり、以降は「魚屋チャンピオン」、「紫電改のタカ」といった話題作を描き、1965年には「ハリスの旋風」がテレビアニメ化され、漫画家として絶大な人気を集めるようになりました。

ちばてつやの生い立ちと経歴⑦~「あしたのジョー」が社会現象になるほどの大ヒット

ちばてつやの生い立ちと経歴⑦~「あしたのジョー」が社会現象になるほどの大ヒット

ちばてつやは1968年に作家の高森朝雄とタッグを組み、漫画「あしたのジョー」の連載をスタート。元々人気を集めていた漫画家ということもあり、すぐに同作品は爆発的なヒットとなります。

このときは週刊少年マガジンの発行部数は異常なほど伸びたようで、1970年からはテレビアニメの放映もスタートしました。ちなみに登場キャラクターの力石徹が死亡した際には漫画史上初めてキャラクターの葬儀が執り行われました。

ちばてつやの生い立ちとプロフィール⑧~その後もスポーツ漫画で人気を集めた

ちばてつやの生い立ちとプロフィール⑧~その後もスポーツ漫画で人気を集めた

「あしたのジョー」の大ヒットで漫画家としてブレイクしたちばてつやはその後も「のたり松太郎」や「あした天気になあれ」といったスポーツ漫画を描き、どの作品も大きな人気を集めました。

この功績から講談社は漫画新人賞として「ちばてつや賞」を設立し、1980年から現在まで年2回開催される漫画家の登竜門となっています。

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ちばてつやの生い立ちと経歴⑨~病気で執筆活動を休止

ちばてつやの生い立ちと経歴⑨~病気で執筆活動を休止

ちばてつやは1992年から連載していた「少年よラケットを抱け」の執筆中に心臓疾患と網膜剥離で入院することに。これをきっかけに彼の身を案じた妻からスタッフは解散することとなり、同作品は1994年に連載終了となってしまいました。

これ以降彼は長期連載をすることを辞め、漫画家として第一線からは退き、「日本漫画家協会」や「文星芸術大学」で若手を育てる活動を始めました。

ちばてつやの実家の家族!父親と母親、兄弟を紹介

ちばてつやの実家の家族は6人

ちばてつやの実家の家族は6人

ちばてつやの実家は6人家族で、父親と母親、そして4人兄弟の長男として彼は生まれました。幼少期は家族で満州で暮らし、終戦を機に日本へ帰国しました。

帰国するまでの間、彼の実家は中国人から窓ガラスを割られるなどしていたようで、ドンドン過激になる日本人への暴動から逃れるため、中国を脱して日本へ帰国しました。

自身の壮絶な半生を漫画にしている

自身の壮絶な半生を漫画にしている

ちばてつやは自身の半生を漫画「ひねもすのたり日記」で描いていて、満州時代の過酷な生い立ちもしっかり描かれています。この漫画では自身の家族についても描いていて、当時は家族で社宅に暮らし、終戦後は中国人に匿ってもらって難を逃れたのだとか。

ちなみに終戦後満州から帰国するのに約1年ほどかかったようで、不思議な縁や運に助けられ、家族全員が無事に帰国できたのだそうです。

ちばてつやの家族!父親と母親は本好きで、兄弟は全員漫画家?

父親は印刷会社勤務の会社員

父親は印刷会社勤務の会社員

ちばてつやの父親は印刷会社に勤務していた会社員で、元々は出版社の「主婦の友社」に勤めていて、そこで母親と出会ったのだそうです。彼の父親はとても人柄がよく、終戦後に満州で暴動が起こったときには中国人から助けられるほど愛された存在だったのだとか。帰国してからは一時父親の故郷である千葉県で暮らし、その後に家族で東京へ移ったのだそうです。ちなみに彼の父親は昔から本が大好きな少年だったようで、それをきっかけに出版社へ就職したのだそうです。

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