2015年の8月に、当時紅白初出場に向け勢いに乗っていた乃木坂46の新プロジェクトとして、新たなグループが結成されることになり行われたオーディションに合格した21人で結成されたのが欅坂46です。

当時のグループ名は「鳥居坂46」という名称が用いられていましたが、都内に実在する「けやき坂」に変更。

スタッフが誤って漢字表記の「欅坂46」を使用してしまうミスがありましたが、字画が最高の運勢であることが判明しそのまま漢字の「欅坂46」に落ち着きました。

グループとして活動を開始してからわずか1か月ほどで、冠番組「欅って、書けない？」がスタートするなど、乃木坂46の人気が高かったこともあり結成直後から大きな注目を浴びていました。

結成から半年以上が経過した2016年4月にデビュー曲となる「サイレントマジョリティー」をリリース。

歌詞、メロディー、ダンス全てが乃木坂46はもちろん、既存のアイドルグループとは大きく異なったコンセプトになっていて、力強く、メッセージ性の強い楽曲は多くのファンの心を鷲掴みにしました。

著名な芸能人の中にも「サイレントマジョリティー」に衝撃を受けた人は多く、歌舞伎役者の中村勘九郎さん、平井堅さん、ユースケ・サンタマリアさんなどキリがないほどです。

センターを務めたのは当時14歳で最年少の平手友梨奈さんが抜擢されました。

160㎝を超える身長はもちろんですが、佇まいを含めた存在感と圧巻の表現力で見事にセンターを務めたどころか、モーニング娘。に後藤真希さんが加入した時の衝撃と重ねる人や、昭和の伝説のアイドル山口百恵さんの再来とも称され各所で絶賛されました。

名前　　　　　　平手友梨奈(ひらてゆりな)
愛称　　　　　　てち、てっちゃん、ひーちゃん
生年月日　　　　2001年6月25日
出身　　　　　　愛知
血液型　　　　　O型
身長　　　　　　163㎝
合格期　　　　　1期生
活動期間　　　　2015年～

乃木坂46やAKB48に比べて大所帯ではないこともあって、所属している全員が楽曲に選抜されている欅坂46。

ですが1.5期生と称される長濱ねるさんは、オーディションの最終審査まで進むも母親の強い反対にあい、最終審査に参加できないまま地元の長崎に帰っていました。

その後塞ぎ込む長濱ねるさんを見た父親が母親を説得。欅坂46の運営にかけ合い特例での加入が認められました。

そういった背景があり、他の1期生と平等ではないことから漢字表記の「欅坂46」とは別の「けやき坂46」を新設し新たな追加メンバーを募集。

長濱ねるさんは「欅坂46」と「けやき坂46」兼任となっていましたが、「サイレントマジョリティー」への参加は見送られました。

３列目左から
齋藤冬優花、織田奈那、上村莉菜、長沢菜々香、小池美波、佐藤詩織、原田葵、米谷奈々未、石森虹花
２列目
土生瑞穂、尾関梨香、守屋茜、菅井友香、志田愛佳、渡邉理佐
１列目
渡辺梨加、鈴本美愉、平手友梨奈、今泉佑唯、小林由依

デビュー曲なので、人気の序列などはあまりなかったと考えられますが、デビュー曲だからこそグループを印象付ける最前列のフロントメンバーには注目が集まります。

1列目の右2人はグループの中でも歌唱力に定評のある今泉佑唯さんと小林由依さんが起用され、カップリングではこの2人が「ゆいちゃんず」というユニットを組み「渋谷川」という曲を担当しています。

「サイレントマジョリティー」PVで最初の橋を自転車で激走している印象的なメンバーは小林由依さんです。

欅坂46に加入以前にもアイドルグループに所属していたこともありダンス経験者だった鈴本美愉さん。

経験者であることはもちろんですが、振り付け師の先生からも「センスがある」と評されるダンスセンスでグループのダンスリーダーとなっています。

「サイレントマジョリティー」のPVで強く印象に残ったのはセンターの平手友梨奈さんという意見が多いですが、鈴本美愉さんが印象に残ったという意見も多く見られました。

フロントメンバーの左端になったのは渡辺梨加さんでした。

グループの中でも美形メンバーの1人で、後にファッション誌の専属モデルを務めたり、欅坂46初のソロ写真集を出版することになります。

まとめると、フロントに起用されたメンバーは歌、ダンス、ルックスで評価の高いメンバーがバランスよく起用されていたことがわかります。