鬼滅の刃は週刊少年ジャンプにて2016年2月15日から2020年5月18日まで連載されていた漫画で、幅広い世代から絶大な人気を集めています。原作はすでに終了しているものの、その人気は衰えることがなく、単行本の売れ行きはなんと1億部を突破しています。

また、スピンオフ作品も非常に人気が高く、原作に登場するキャラクターの過去を知ることができるのも魅力となっています。

鬼滅の刃は2019年4月からアニメが放送されていて、このアニメ作品の登場によってより多くの人から人気を集めるようになりました。アニメでは全26話が放送され、「那田蜘蛛山編」までが公開されました。

2020年10月にはその続きとなる「無限列車編」が劇場版として公開され、興行収入400億円を超えるヒットを見せ、日本中が鬼滅の刃ブーム一色となっています。

鬼滅の刃には多くのキャラクターが登場し、悪役である「鬼」ですら高い人気を誇っていますが、中にはファンから「嫌い」と言われているキャラクターも存在します。

これはそのキャラクターの見た目や性格などが要因となっていて、嫌われるだけの理由がそれなりにあるようです。

鬼舞辻無惨配下の精鋭である十二鬼月の一人「下弦の伍」であった累は、鋼の如き糸を自在に編み張る血鬼術を用いる白髪の少年鬼。その糸の硬度は悪鬼を滅殺する日輪刀すら斬断せしめました。

累は那田蜘蛛山を縄張りとし、適当な鬼を集めては『家族』と称する群れをつくり、暴力と恐怖で取りまとめていました。しかし、炭治郎と妹の禰豆子に「本当の絆」と感動を覚え、禰豆子を自分の妹にしようとしました。本当の家族の愛を得られなかった哀れなキャラとして一部で嫌われています。

圧倒的強さを誇る上弦の参。強さを求める戦闘狂で、日々鍛錬を怠らないという鬼には変わった一面を持ち合わせています。「拳鬼」という武術を用いた戦闘スタイルが特徴で、強者との戦いに喜びを感じる。人間時代から武術に励み、それより以前はケンカを繰り返していた無法者でした。

猗窩座が嫌われる理由としては柱である煉獄杏寿郎を倒したことが挙げられていて、推しの多い煉獄杏寿郎だけに嫌いになった鬼滅ファンは多いようです。ただ、その一方で「好敵手」という見方も多く、「無限城編」では竈門炭治郎と冨岡義勇の2人とも戦いました。

最強の鬼として鬼舞辻無惨からも絶対の信頼を得ている上弦の壱。侍のような風貌に六つ目が特徴で、剣術を使った戦いを得意としています。人間時代は継国巌勝（つぎくに みちかつ）という武家の長男で、双子の弟に始まりの呼吸の剣士である継国縁壱（つぎくに よりいち）がいます。また、鬼殺隊・柱である時透無一郎の祖先でもあり、時透無一郎を容易に倒してしまうほどの実力を持っています。

黒死牟と言えばその圧倒的な強さから人気がある反面、弟である継国縁壱に一度として勝てなかったことから「負けることを極端に嫌う」性格の持ち主としても知られています。強者との戦い自体は好むものの、自分よりも才能があり、強い者には嫉妬や憎悪の念を抱きます。

作中では弟の継国縁壱にかなり嫉妬していて、最後は「縁壱になりたかった」という思いとともに命を落としました。

下弦の鬼の中で累以外に唯一鬼舞辻無惨から生を認められた鬼。「無限列車編」にて登場し、汽車と融合して鬼殺隊のメンバーを鬼気術で眠らせるなどかなりの実力者。それでも炭治郎らによって最後は頸を切られて絶命。無限列車で誰一人食らうことができなかったことから「悪夢だ」と嘆きながら消滅しました。

魘夢はそのサイコパスな性格が大きな特徴となっていて、下弦の鬼が招集された際にも「鬼たちの断末魔を聞けて幸せでした」とトロケそうな笑みを浮かべていました。また、その時には鬼舞辻無惨から直接手を下してもらえることにも喜びを感じていて、異常性の塊のような性格の持ち主。他人の不幸に最高の喜びを感じる。

兄の妓夫太郎と一緒に上弦の陸を務めていた堕姫。普段は遊郭・吉原にて花魁を演じていて、とても美しい見た目をしているのが特徴です。人間時代から吉原で活動していて、当時は客の目をかんざしで突いたことが原因で生きたまま焼かれてしまいました。ちなみに頸を切られても兄妹どちらかが生きていれば再生する。