AKB48で毎年の一大イベントとなっている「選抜総選挙」。この選抜総選挙は名前のとおりAKB48グループに所属しているメンバーの中で選挙を行い、その選挙の中から選ばれたメンバーが上位21人が次に発売するシングルの歌唱メンバーになるというものです。

そのため、この総選挙にて選ばれたメンバーはその後の人気や注目度も上がり、一気にブレイクできるきっかけにもなります。

AKB48の総選挙は2009年から毎年行われる恒例行事となっていて、第4回総選挙までは基本的にAKB48グループのメンバーは全員となっています。2013年に開催された第5回総選挙からは完全な立候補制となり、「立候補しない」という新たな選択肢も追加されました。

また、投票形式については2009年の第1回変わらず「ファン投票」となっていて、投票権付きのCDを購入することで推しメンに投票することが可能となっています。

AKB48の総選挙の第1回、第2回では上位7人が同じメンバーだったことで、その7人のことが「神7（かみセブン）」と呼ばれるようになりました。その7人とは「前田敦子、大島優子、篠田麻里子、渡辺麻友、高橋みなみ、小嶋陽菜、板野友美」のことで、2年連続でこのメンバーが上位7人に選ばれています。

その後は上位7人が入れ替わったことで、総選挙での上位7人が「神7」と呼ばれるようになっています。

AKB48の公式ブログにて2019年3月13日に「本年は実施しない」と発表がありました。これにはAKB48メンバーやファン、各種メディアなどが騒然となり、毎年続いていた総選挙が初の中止となりました。

AKB48は「2019年の総選挙を見送る」という発表をしたことで話題になりましたが、中止についての理由については何も語られませんでした。ただ、ブログの文章には「10回を数え大きな区切りを迎えた」と表現したことで、様々な憶測が飛び交っています。

公式には未だ総選挙が中止になった理由については発表されておらず、2019年は実際に総選挙は行われていません。

AKB48の総選挙が中止となったことで4回1位を獲得している指原莉乃は「複雑です」と語っていました。これは彼女が総選挙によって自身の認知度や人気が上がったことが要因で、同じように総選挙での選抜を目指しているメンバーも複雑な心境だったのではないかと予想されます。

2019年の総選挙が中止になり、話題になったAKB48ですが、その代わりに週刊文春が「オールタイム・ベストAKB48総選挙」として現役・卒業問わず過去から現在までのAKB48のメンバーの選挙を行っています。

その結果1位は大島優子で、2位が元NMB48の山本彩、3位が前田敦子となっています。

AKB48の総選挙が中止になった理由として噂されていたのは「NGT48の山口真帆」の騒動です。2019年1月にNGT48の山口真帆が暴行を受けていたことを暴露した問題は大きなニュースとなり、同年5月付けで彼女はNGT48としての活動を終了しています。

この事件にはNGT48の他メンバーも関わっていて、なおかつ運営側の対処も悪かったことが明るみになっています。これだけのことがあればたしかに総選挙は中止になってもおかしくはありませんが、真相はわかっていません。

AKB48の総選挙では過去にNGT48のメンバーが不自然に上位に入ったことがありました。すでに人気を集めている他のメンバーを差し置いてNGT48の10人が総選挙の中間発表で上位にランクイン。

ファンから見るとこの中間発表のランキングは不自然極まりなく、そのことから「不正投票だ」と言われるようになりました。そのため、過去の不正投票疑惑も今回の総選挙中止の理由として挙げられているようです。

AKB48が総選挙を中止にしたのにはSKE48の松井珠理奈のパワハラが要因だという噂もあるようです。彼女はパフォーマンス中に他メンバーに対して「もっとちゃんと踊って」と説教したことで話題になりました。この様子はネットでも話題になり、怒った表情で大声で叫んでいる様子がわかります。ですが、その後、松井珠理奈は精神的なものからAKB48の活動を休止することになりました。ですが、彼女の激しいパワハラが本当に総選挙中止の理由になるのでしょうか？