昔からアイドルは日本中で親しまれており、現在は海外からも独自の文化としてアイドルが注目されています。その中でも48グループの勢いはすさまじく、「推しメン」「選抜」などのアイドル用語も誕生するきっかけになりました。

NGT48も、国民的アイドルグループである48グループのひとつ。新潟県を拠点に活動しており、白色がイメージカラーとして設定されている人気グループです。

NGT48も他の48グループと同じく、握手会などの各イベントでファンと身近な距離感で接することができる点が魅力的。旅行客からあまり人気がない新潟県ではありますが、NGT48は地域に密着した活動で新潟県を盛り上げることにも成功していました。

NGT48の中で一番の人気を獲得しているメンバーは、埼玉県出身の荻野由佳さん。小顔とつぶらな瞳、そしてほくろなど複数のチャームポイントに恵まれている人気メンバーです。

選抜総選挙の最高位は4位を記録しており、NGT48をあまり知らない人でも荻野由佳さんのことは知っているという人も少なくありません。荻野由佳さんを中心に日本全国で徐々にグループの人気が上昇しており、中井りかさんなど他メンバーの活躍の場も広まりつつありました。

その良い流れが一転してしまった事件が、2019年1月に判明してしまったのです。

事件が起こったのは、2018年12月のことでした。当時NGT48のメンバーとして活躍していた山口真帆さんが、2人の男から暴力行為を受ける事件が発生したのです。

山口真帆さんはすぐに運営に相談し、解決に動くと約束したとのこと。しかし、運営は事件から1ヶ月間もの期間事件を世間に公表せず、犯人たちも不起訴処分に。そのため、山口真帆さんが2019年1月にSHOWROOM配信での告白に至ったのです。

山口真帆さんがSHOWROOMで公表し、事件が世間に公になりました。その時からインターネットでも犯人たちの特定活動が起こり、「稲岡龍之介」という人物が関係しているとの噂になりました。

この男は「Z会」「ジョー会」と呼ばれているNGT48のファングループの中心人物と言われており、ツイッターのアカウント名は「いなぷぅさレモン」。インターネットの情報であるため実際に事件の関係者だったのかは不明ですが、事件前からアイドルファンの間で要注意人物としてまーくされていたのは確かなようです。

NGT48事件によって稲岡龍之介のツイートが注目を集めたのですが、どうやら過去にアイドルたちとの繋がりを匂わすツイートを繰り返していた模様。48グループのみならず坂道シリーズのアイドルも巻き込んでいるのですが、そのどれもが嘘くさい信憑性ゼロのものでした。

乃木坂46では星野みなみさんと松村沙友里さんが標的にされ、自身の知人である男性と交際していると取れるような投稿を行っていました。もちろん、この件に関しても稲岡龍之介によるデマ情報にしか見えず、星野みなみさん、松村沙友里さんのファンも激怒する事態を引き起こしています。

48グループ、坂道シリーズのアイドルたちに対する侮辱ツイートを繰り返し、傲慢とも言えるツイートも投稿していた稲岡龍之介。「いなぷぅさレモン」というユニークなアカウント名とは裏腹に迷惑行為を繰り返していたようですが、稲岡龍之介のツイートを信じる人は意外と多かった模様。間に受けた人たちによってデマの数々が事実として広まってしまい、多くのアイドルたちが被害に遭ってしまったのです。

アイドルとの繋がりを匂わすツイートのみならず、週刊文春に情報を提供していたとのツイートも残していた稲岡龍之介。こういった真偽不明のツイートがあまりにも多すぎるため、インターネット社会において信じてしまう人がいても不思議ではないのかもしれません。

しかし、あまりにも情報が錯綜しているからか、稲岡龍之介の実家の家族に、ある噂が流れてしまいました。