生年月日：1993年5月26日 
出身地：神奈川県横浜市
職業：タレント
所属事務所：フリーランス

主な選抜曲（アンダー）
2014年10月8日　あの日 僕は咄嗟に嘘をついた
2015年3月18日　君は僕と会わない方がよかったのかな
2015年10月28日　嫉妬の権利
2016年7月27日　シークレットグラフィティー
2017年3月22日　風船は生きている
2017年8月9日　アンダー
2017年10月11日　My rule
2018年4月25日　スカウトマン
2018年11月14日　日常

幼少期からモーニング娘に憧れていた伊藤かりんさんは、乃木坂46の2期生オーディションに合格して2013年にデビュー。1期生オーディションにも挑戦しましたが、自分を応援してくれる人400人の署名を集め提出したところ不合格。その場にいた白石麻衣さんがドン引きするほど凍り付いた空気になったそうですが、伊藤かりんさんを語る上で欠かせないエピソードのひとつです。

個性が重要視される現在のアイドル業界において、伊藤かりんさんの武器は「将棋」。この趣味を活かし「将棋フォーカス」へのレギュラー出演など、将棋関連の仕事を多数獲得していました。

コミュニケーション能力に長けている伊藤かりんさんは、グループ内の仲間たちと良好な関係を築いていました。プライベートで遊ぶこともあり、同じく元メンバーでトップクラスの人気だった西野七瀬さんとも、プライベートを一緒に過ごす仲であることが知られています。

2人は、伊藤純奈さん、川後陽菜さん、斉藤優里さんの5人で結成した仲良しグループ「スイカ」にメンバー。ファンにとっては有名なグループで、卒業後も5人の関係は全く変わっていないそうです。

スイカのメンバーたちとの関係だけでなく、高山一実さんとも良好な関係を築いている伊藤かりん。西野七瀬さんと3人で牡蠣を食べに出かけたことも明かしており、他にも能條愛未さんの舞台を観劇、生田絵梨花さんとスイカの6人で旅行したこともあるなど、伊藤かりんさんは多くのメンバーに愛されてるメンバーだったのです。

今までのアイドル史上、将棋アイドルという唯一無二のポジションを確固たるものとしていた伊藤かりんさん。明るい性格でメンバーからも愛されるアイドルでしたが、2019年5月に卒業してしまいました。

伊藤かりんさんが卒業を発表した際、真っ先に疑われた卒業理由が「不人気だから」というものでした。

伊藤かりんさんはオンリーワンな個性が光るアイドルであることに違いはありませんが、乃木坂46としてはファン人気の獲得に苦戦し続けてきました。2013年にデビューしたものの、1度も選抜入りを果たすことができず、アンダーセンターに選ばれたことがなかったのです。

自身の人気が卒業理由とダイレクトに公表してはいないものの、伊藤かりんさんは卒業をブログで公表した際「乃木坂の未来を考えた時、私のやれる事はもうないかな」と回答。ニュアンス的に「これ以上続けても現状は変わらない」とも取れる発言をしており、伊藤かりんさんのファンは言葉を失う思いだったかもしれません。

しかし「できるならおばあちゃんになっても乃木坂にいたい！」とも語っており、伊藤かりんさんは乃木坂46への愛もブログで告白しています。自身が2019年で26歳になることにも触れており、年齢のことも考えて卒業を決意したのでしょう。

一部のウェブサイトでは「伊藤かりんの卒業理由はいじめ！？」との記事も見られますが、こちらに関しては100パーセントデマです。乃木坂46にも不仲説やメンバーのぼっち説が囁かれているものの、伊藤かりんさんはスイカのメンバーをはじめ多くのメンバーたちと良好な関係を築いています。そのため、いじめによって乃木坂46を卒業することは絶対にありえないのです。

ちなみに、いじめによって卒業することになってしまったのは、元欅坂46の今泉佑唯さん。平手友梨奈さんを崇拝する一部メンバーから悪戯や暴言の被害に遭い、卒業以外の選択肢が無くなってしまったことが週刊文春によって暴かれています。

伊藤かりんさんにとって最後の公演となったのは、2019年5月24日に開催されたシングルCD発売記念ライブのアンダー公演。ほぼ同時期に卒業する予定の斉藤優里さんがスピーチを行い、会場全体が号泣するほど感動的なフィナーレとなりました。

アンダー公演が最後とされていましたが、26日に開催された選抜ライブにも出演。松村沙友里さん率いるさゆりんご軍団のメンバーとしてサプライズ出演を果たし、この時が本当のラストステージとなりました。