生年月日：1990年8月13日
出身地：東京都
職業：女優

代表作
テレビドラマ
正しい王子のつくり方（2008年テレビ東京）城戸小春 役
Dr.ナースエイド（2014年日本テレビ）平野優 役
おっさんずラブ（2016年テレビ朝日）湊あすか 役

映画
ウルトラマンサーガ（2012年松竹）サワ 役
9つの窓「回想電車」（2016年キャンター）恵比寿ハルミ 役

舞台
TOKYO TRIBE（2017年ZEPP NAGOYAほか）スンミ 役
朝陽の中で微笑んで（2017年帝国劇場）北岡紗良 役
ZEROTOPIA（2018年赤坂ACTシアターほか）サンディー 役
ブロードウェイミュージカル ピーターパン（2019年彩の国さいたま芸術劇場ほか）タイガー・リリー 役

宮澤佐江さんは、2007年に開催されたオーディションに合格したことでAKB48に2期生として加入。当時はチームKに配属となり、派生ユニット「Chocolove from AKB48」としても活動していました。

AKB48のアイドルとして十分な人気を獲得し、グループに欠かせないメンバーとなった宮澤佐江さん。人気絶頂だった2012年に突如SNH48との兼任が発表され、翌年からしばらくの間はSNH48の専任として活動を開始。上海のファンを獲得することにも成功し、日本国内外で愛される国際的なアイドルとなったのです。

SNH48での活動が好調だった2014年からは、SKE48に移籍。同時にチームSのリーダーにも就任し、国内外で3つのグループに在籍した珍しいアイドルとして知られるようになりました。

キュートなルックスのアイドルたちが目立つAKB48グループにおいて、宮澤佐江さんはボーイッシュなルックスでファンを獲得してきた美人アイドル。AKB48グループを代表するアイドルたちが続々と卒業する中、宮澤佐江さんの人気は上昇の一途を辿っていたのです。

また、SNH48での活躍によって海外のファンも獲得しており、国際派のアイドルとしても人気でした。しかし、絶頂だった2015年の12月、AKBグループ、そしてSNH48の卒業を発表し、ファンを驚かせました。

SNH48といえば、AKB48グループの運営とのトラブルが発生し、48グループとの関係を解消されたことでも有名です。元々SNH48はAKB48の姉妹グループとして誕生し、当初は秋元康さんがプロデュースを担当していました。その後、SNH48の運営とAKSとの間に交わした契約上の問題が発生し、SNH48は独自の道を進むことになってしまったのです。

宮澤佐江さんが卒業したタイミングとSNH48とAKSのトラブル発覚の時期が近かったため、宮澤佐江さんもトラブルに巻き込まれて卒業したと完治が甥している人も多少はいる模様。しかし、宮澤佐江さんはトラブル勃発から半年ほど前に卒業を発表しているため、トラブルと卒業には何の関係もありません。

では、なぜ宮澤佐江さんはAKB48グループからの卒業を選択したのでしょうか？

宮澤佐江さんが卒業を発表した際、グループから外に出て活動することを考えるとワクワクするようになったとコメント。アイドルグループよりも単独での活動に意欲的になったことが、卒業の決め手となったようです。

また、発表当時の宮澤佐江さんの年齢は25歳。今のアイドル業界ならまだまだ現役アイドルとして活躍できる年齢ですが、それでも20代後半に突入してから卒業する女性アイドルは少なくありません。宮澤佐江さんも、将来のことを考えたうえで当時の年齢が卒業のタイミングと感じたのかもしれませんね。

宮澤佐江さんはAKB48の2期生としてデビューしましたが、卒業時はSNH48、そしてSKE48のメンバーでした。卒業コンサートはSKE48の拠点である名古屋のコンサートホール「日本ガイシホール」で開催されました。卒業コンサートは「みんな、泣くんじゃねえぞ。宮澤佐江卒業コンサートin 日本ガイシホール」と名付けられ、約2万人のファンが宮澤佐江さんの卒業を惜しみました。

日本ガイシホールでのコンサート後、SNH48としての卒業公演を上海で開催。元々開催する予定はなかったそうですが、当時のSNH48のメンバー全員が卒業公演の開催を強く希望したことで、実現することができたとのこと。運営同士の関係がいつから悪化したのかは不明ですが、アイドル同士は固い絆で結ばれていたようですね。

SKE48の卒業公演を2016年3月31日に行い、翌日にAKB48劇場で開催された「チームK 2期生10周年記念特別公演」にも出演した宮澤佐江さん。同公演がアイドルとしての最後の活動となり、約10年間のアイドル人生に幕を下ろしました。