そんな竹原慎二さんは上京から1年後の1989年5月、但野正雄戦でプロデビューを果たすと4回KO勝ちを収め、デビュー戦を白星で飾ったのです。

そして同年12月の東日本新人王決定戦に出場した竹原慎二さんは、ビニー・マーチンを6R判定で下し、第46代東日本ミドル級新人王に輝いたのです。

さらに1990年2月に『第36代全日本ミドル級新人王』、1991年に『第41代日本ミドル級王者』に輝いた竹原慎二さんは、1993年には『東洋太平洋ミドル級王座』を獲得し、快進撃はとどまるところを知らなったのです。

こうして勢いが止まらない竹原慎二さんは1995年、WBA世界ミドル級王者ホルヘ・カストロとの対戦に挑むと、ダウン経験のない王者からダウンを奪い、判定の結果『3-0』で勝利し、日本人初の世界ミドル級王者となったのです。

そんな竹原慎二さんは世界ミドル級王者になった半年後の初防衛戦で敗戦し世界王座から陥落すると、一時は再起に向け練習を再開しますが、その後網膜剥離が判明し、引退を表明しています。

そんな竹原慎二さんはデビューから世界王者陥落するまで負けなしの24勝という驚異の強さを誇り、戦績は『25戦 24勝 18KO 1敗』という素晴らしい戦績を残しています。

網膜剝離により24歳という若さで現役を引退した竹原慎二さんは、芸能界の仕事をしたいと思っていたことからタレントへ転身するも、仕事に恵まれずアルバイトで生計を立てる日々が続いたのです。