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2002年2月、「週刊少年マガジン」で新たに「平成義民伝説 代表人」の連載をスタート。

主人公は元SMAPのオートレーサー・森且行をモデルにしており、他登場人物にも実在の芸能人をモデルにしたキャラクターが多数登場したため、会社から路線変更の修正が入り、連載開始直後からまたもや問題作として扱われました。

路線変更の結果、主人公の立ち位置も不明となり、ストーリーは破綻。連載開始からわずか12話で終了する短い作品となりました。

経歴:「喧嘩商売」連載開始

2005年6月、「週刊ヤングマガジン」で格闘漫画「喧嘩商売」の連載をスタート。

この作品はこれまでのギャグ・パロディネタ路線とは異なり、序盤にギャグシーンがありつつも中盤からは本格的なストーリー性のある格闘漫画として連載されました。

ギャグ漫画家としての木多康昭に興味がなかった層の漫画ファンも取り込み、木多康昭の代表作と呼ばれている作品です。

2010年より長期休載を経て、2014年から第二部「喧嘩稼業」がスタートし、現在も不定期掲載ながら連載を続けています。

木多康昭の性格

芸能人や身近な人間に対する毒舌、暴露ネタなど芸風とも呼べる作風で人気を集める木多康昭。

その性格は作風からもわかるように極端な思考を持つぶっ飛んだ性格だと思われることが多いですが、その一方で漫画に対して真面目な持論を展開することもあり、性格や人格の底が見えない漫画家として知られています。

Twitterでも漫画に対する自分の考えを述べており、漫画ファンが絶賛するようなインタビューもバッサリと切り捨てました。

一見ふざけた性格のように見えて、自分を貫く信念を持ち、作品のために幅広い分野の知識を蓄える。一言では表すことのできない、決して浅くはない性格の持ち主と言えるのではないでしょうか。

木多康昭の伝説的ネタ

ここからは木多康昭の伝説と語り継がれるネタの数々を紹介します。

木多康昭の作品といえば、毒舌、過激な下ネタ、身近な人物の暴露ネタ、悪意のあるパロディなどが特徴です。

中でも、初連載作品「幕張」で描かれた暴露ネタは当時大きな話題となりました。

暴露ネタ:「幕張」で編集者の不倫を暴露

1996年2月に「週刊少年ジャンプ」で連載開始された「幕張」は、木多康昭の初連載作品であり、過激な下ネタとパロディを中心としたギャグ漫画です。

連載を重ねるにつれて他の漫画家や編集者を登場させるようになり、当時ジャンプ編集部員だった瓶子吉久を「鬼瓶」という名前で登場させ、そのキャラクターに「私は既婚者でありながら、女性作家と肉体関係を持ちました」と白状させる形で不倫を暴露したのです。

瓶子吉久は離婚に至り、他の編集者のプライベートも次々に暴露。次は誰が餌食になるのか、戦々恐々とした作風で問題作となりました。

パロディネタ:人気漫画家をネタにする

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木多康昭の作品には、同じく漫画家として活動する人々を登場させることも多々ありました。

「花さか天使テンテンくん」で知られる小栗かずまたをはじめ、「世紀末リーダー伝たけし!」や「トリコ」の島袋光年、「みどりのマキバオー」のつの丸、「とっても!ラッキーマン」のガモウひろしなどが作中に登場します。

中でも小栗かずまたは幾度にも渡りネタにされており、Twitterでも「木多の野郎…!」と言及しています。

伝説ネタ:大人の事情パンチ

2002年2月より連載され、元SMAPの森且行をモデルにした主人公で話題になった「平成義民伝説 代表人」。

芸能人をモデルにしたキャラクターを多数登場させたことで問題となり、会社から路線変更を余儀なくされた作品です。

その流れに加え、当時「HUNTER×HUNTER」で知られる冨樫義博が頻繁に休載するも編集部から何のお咎めもないという理不尽さを表現した主人公の必殺技「大人の事情パンチ」は、そのキャッチーさから伝説ネタとして語り継がれています。

冨樫義博に対する大人の事情パンチがコミックスでは完全カットされたことも、大人の事情が表れていて面白いですね。

木多康昭の指名手配

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