アイドルの世界は平和でハートフルなのが理想的ですが、トップアイドルになるため競争を繰り広げる過酷な世界でもあります。「PRODUCE 48」はリアルなオーディションが放送されていたため、推しメン以外のアイドルに対し、地雷と感じてしまうファンがいるものかもしれません。

しかし、竹内美宥さんは決して地雷ではなく、むしろ正反対のファン人気を獲得していたのです。

「PRODUCE 48」では最終選考まで残り、最終順位は17位を記録。デビューを逃したものの、視聴していたファンからの評価は高く、AKB48グループの参加者では1番の実力派と絶賛するファンもいたほどです。

竹内美宥さんに限らず、「PRODUCE 48」の開催時は多くの参加者が別のアイドルのファンから地雷と言われ、その状況下で最高のパフォーマンスを見せてきました。白熱のオーディションが放送されていたように見えていたのですが、どうやら本当の地雷は番組のプロデューサーだったようです。

オーディションの上位12名で「IZ*ONE」が誕生し、2019年に入ってからも日本と韓国で絶好調な活躍を見せていました。しかし、その最中で「PRODUCE 48」で番組プロデューサーが票操作を行った疑惑が報じられ、その影響でIZ*ONEも活動休止に発展。IZ*ONEのメンバーに罪は一切ないものの、票操作が行われたことで竹内美宥さんがIZ*ONEとしてデビューする可能性があったのでは、との声も上がったようです。

「PRODUCE 48」を終えた竹内美宥さんは、まだオーディション終了から時間が経過していなかった2018年9月にAKB48からの卒業を発表。驚いたファンもいる一方、「PRODUCE 48」で竹内美宥さんは新たな可能性を見せていたため、何らかの変化を予感していたファンも少なくはなかったようです。

竹内美宥さんは長年アイドルの活動を行い、「PRODUCE 48」の参加によって韓国のファンを獲得することにも成功しました。アイドルとして後悔することは一切なく、達成感を得られたことが卒業理由のようです。

2018年12月いっぱいで、所属事務所であったオー・エンタープライズとの契約も終了した竹内美宥さん。その後、韓国に拠点を移し、韓国の芸能事務所であるMYSTIC STORYに移籍したことを発表。現在も韓国で活動しており、SNSも韓国語と日本語で更新を行っています。

現在すでに韓国で楽曲も発表しており、アーティストとして順調な活躍を見せている竹内美宥さん。日本で活動していた頃に公式YouTubeチャンネルを開設しており、日本の有名アーティストのカバーのみならず、自身が選抜メンバーを務めたAKB48の楽曲「NO WAY MAN」のカバーなども行っていました。

再生回数が100万回を超えている動画もあり、日本の人気YouTuberに並ぶ勢いを見せていた模様。韓国デビューを果たした現在は動画の更新を行っていないようですが、動画には韓国語や英語のコメントも多数見られます。日本国外のファンにも恵まれており、世界中のファンが動画の更新を待ち望んでいるのです。

韓国の芸能事務所で活動中の竹内美宥さんですが、現在も日本のファン、そしてAKB48の仲間たちのことを大切に思っています。卒業後に行われた9期生の10周年公演にも参加しており、横山由依さんや大場美奈さんと共にAKB48劇場でパフォーマンスを披露しました。