『君の名は。』は、2016年に公開された新海誠監督による日本の長編アニメーション映画で、「まだ会ったことのない君を、探している」をキャッチコピーとしています。途中1週のみ『デスノート Light up the NEW world』に1位を奪われたものの13週目までに渡って12回、週末動員数1位を獲得し、2017年7月には日本国内の興行収入250.3億円となったことが発表され、日本における歴代興行収入ランキングでは『千と千尋の神隠し』、『タイタニック』、『アナと雪の女王』に次ぐ第4位となりました。世界での興行収入は3.61億ドルで、『千と千尋』の2.75億ドルを超えて日本映画および日本のアニメ映画で世界歴代興行収入1位となった人気作です。「君の名は。」においては映画そのものの人気はもちろん、ファンが聖地として多くの場所を訪れ、instagramなどに投稿することで大きな話題となりました。主人公の立花瀧が暮らすのは東京、四谷。イタリアンレストランでアルバイトをする高校生で、もう一人の主人公、宮水三葉は岐阜県飛騨地方で暮らしています。物語は東京と飛騨を行ったり来たり、やがて二人はつながっていくのですが、そんな二人のせつない物語の舞台として四谷周辺や飛騨には多くの聖地巡礼スポットがあります。

映画のポスターにも使われ、聖地としても人気の高い須賀神社

瀧が三葉を探しに飛騨へやってきたとき、その第一歩を踏みしめた場所