2011年ごろから前田敦子さんが変わったという評判を、関係者など近い人から聞くようになりました。

初代総監督の高橋みなみさんは、西武ドームのライブの際、研究生などがちゃんと踊れていないことを注意しようとしたときに、普段なら何も言わない前田敦子さんが後輩に指導していて感動したという話を披露しています。

また、秋元康さんも前田敦子さんと話す際、これまで後輩の話など出なかったのが、後輩が育つには何が必要なのか話すようになったと語っています。

自分が卒業することを意識したからこその変化だったのではないでしょうか？

第一回の選抜総選挙で、アンチからの前田コールを受けながらも1位に輝いた際に「私はAKBに自分の人生を捧げると決めているので…」と発言していました。

AKB48というグループがより成長するためには後輩の成長が不可欠ですが、もし前田敦子さんが在籍したまま後輩がセンターを務めることになったらやりにくさを感じてしまうかもしれません。

更に前田敦子さんは「AKB48の「ここで自分を磨いて夢を叶えていく」というコンセプトを実現させるために、自身が卒業後も活躍して、後に続くであろう後輩の為に道を切り開こうと思った」と語っています。

本心は本人にしかわかりませんが、「人生を捧げる」という発言は覚悟と強い意志がなければ出ない発言です。

AKB48は一応恋愛禁止というルールがあるとされている事もあって、恋愛がしにくい環境にあった訳ですが、インタビューで前田敦子さんは「私、女優やるためには、恋愛は本当に必要だと思う！」と力強く語っていました。

20歳という年齢を考えれば恋愛したいと思う方が自然ですし、女優という明確な目標に向けて努力していた前田敦子さんにとって、恋愛禁止は足かせに感じていたのかもしれません。

これは完全に噂レベルではありますが、卒業の理由として彼氏バレによるリストラだという噂もありました。

アイドルもある程度の年月が経ってから、「あの時実は…」みたいな暴露をすることはよくありますし、真相は不明ですが、当時の前田敦子さんの多忙さを考えれば恋愛する時間があったとも思えません。

こちらも定かではありませんが、総合プロデューサーの秋元康さんはAKB48を話題性先行で国民的グループに成長させてきた節があります。

グループ間の兼任や移動、MVでのランジェリー姿や水着などもその1つです。

なので今回の前田敦子さんの卒業も、AKB48というグループの売り上げの為の話題作りだったのではと噂されています。

2012年にAKB48から卒業することを決意した前田敦子さんですが、卒業の理由は言葉で簡潔に説明できるものではありません。

きっといくつもの理由やタイミングが重なっての決意だったはずです。

また、考察の中には理由としてあっている部分もあれば、間違っている部分もあるでしょうし、全部が正解でもあり、不正解とも言えます。

真相は本人にしかわかりませんが、現在女優として充実した活動をしている前田敦子さんは、自分の決断を正しかったと言えるよう努力を重ねています。

そんな前田敦子さんの今後の女優としての活躍が楽しみです。