男性の意見では「いじめ」ではなく強めの「いじり」といった意見や、仲が良いからこその行動、ただの女子同士の会話、などなど擁護するものもいくつかありましたが、女性からの意見はほとんどが「いじめ」でした。

むしろ女子なら全員がわかるといった意見もあり、男女によって見方に多少偏りがありました。

マウンティングとはいわゆる動物が自らの優位性を示すために、相手の背中に乗る行為ですが、マウンティング女子も同様に、グループ内で序列を作り自分の方が上であることをアピールする人の事を指します。

ただそのやり方は男性にとっては非常にわかりにくく、showroom事件でそうだったように見方によっては仲が良く見えるものや、わざと下手に出るのも場合によってはマウンティングになります。

動画では今まで収拾がついていなかったメンバーが急にまとまって欅坂46の楽曲が素晴らしいという話を始めています。

実はこの時showroomの観客として秋元康さんらしき人物が現れていました。本物か定かではありませんが、これも楽曲をほめることで遠回しにプロデューサーである秋元康さんをほめる一種のマウンティングと考えられます。

グループ内に序列を作ろうとする動きが強くなった背景の1つは絶対的センター平手友梨奈さんの存在があるように思います。

アイドルを目指して欅坂46に加入している訳ですから、センターに立ちたいと思う事は自然です。ですがセンターが揺るがないとなれば他で自分の存在価値をアピールしようとしても不思議ではありません。

欅坂46の曲を表現しようと頑張っている平手友梨奈さんが、曲のイメージと真逆のマウンティング合戦に巻き込まれて笑顔をなくしたとも考えられます。

平手友梨奈さんだけでなく、長濱ねるさんも理由の1つと考えられます。というのも長濱ねるさんは欅坂46の最終オーディションを受けずして欅坂46に加入した特例である為です。

長濱ねるさんは最終審査直前に母親からの猛反対にあい最終審査を受けることが出来ませんでしたが、その様子をみた父親が母親を説得。更に運営に掛け合い特例という形で加入が決定しました。

特例での加入だったのではじめは「けやき坂46」というアンダーグループを新しく作り、そこで活動を開始します。すぐに「欅坂46」との兼任、そして専属になるわけですが、途中加入にも関わらず運営の猛プッシュもありすぐにフロントメンバー入り。

長濱ねるさんの加入でポジションが下がった人もいるわけですし、面白くない人もいておかしくありません。むしろ長濱ねるさんが加害者と被害者の両方に名を連ねるのも自分の立場を守るためと考えればありうる話です。

欅坂46はデビューシングルからいきなり大ヒットを飛ばし、すぐに注目度の高い大人気アイドルグループになりました。

ですがメンバーはほとんどが加入以前は10代の普通の女の子で、歌もダンスもうまかった訳ではありません。

それぞれが自分の自信となる確固たるものがないままに世間から注目されることになってしまい、そのプレッシャーは計り知れません。出場した紅白歌合戦の舞台で過呼吸で倒れてしまったのは大きな話題にもなりました。

下積み経験のなさが個人の存在感の希薄さに繋がっている可能性も十分考えられます。

長濱ねるさんのshowroom事件と共に、欅坂46内のいじめ疑惑が大きくなったきっかけが今泉佑唯さんの卒業です。

今泉佑唯さんのファンの中には卒業の理由は平手友梨奈さんや志田愛佳さんとの不仲や、いじめがあったからと考えている人がいて、それがいじめだったのではないかと疑われました。

今泉佑唯さんはブログなどでいじめを匂わせる発言をしていたことはありましたが、はっきりと卒業の理由がいじめだと発言はしていませんでした。

4月13日に文春デジタルで今泉佑唯さんの卒業理由についての報道がされました。文春が今泉佑唯さんの実のお兄さんに取材を行ったところ、陰湿ないじめがあったとコメント。

その内容は今泉佑唯さんがアルバムでソロ曲を与えられた頃から5人のメンバーによるいじめが始まったこと。そして運営側も5人から聞き取りを行いいじめを把握。

5人を辞めさせる約束をしたが結局何の処分も無くいじめも続いたため卒業に至ったことが書かれていました。

今ネットでは5人が誰であるか特定する動きが強まっています。ただこの記事の信憑性が、どこまでのものかもまだ定かではありません。

ただもし本当だとしたら山口真帆さんの暴行事件で問題になったNGT48の運営と同様に隠蔽ということになります。

今泉佑唯さんいじめの主犯格は上村莉菜さんと佐藤詩織さんではないかと1年以上前から噂されていました。

欅坂46のいじめ事件の噂が初リークされたのは2018年2月。今泉佑唯さんのファン兼知人を自称する「黒欅（@kuro_k92）」という人物がツイッター上で告発していました。